ブレッツの先発メンバーは、FWに多くの新戦力が名を連ねるフレッシュな布陣。LOに入った目黒大助やSO中川ら主力選手もけがから戻り、所属リーグ、そしてクラブチームとしても先輩格・釜石SWを相手にどこまでやれるか楽しみな一戦となった。
試合は序盤、この日の天候同様にすっきりしない展開。釜石SWの早いリズムにBKのディフェンスが後手に回り、前半はじめに2トライを奪われる。敵陣に攻め入っても、イージーなミスでチャンスを物にできず、どこか歯車がかみ合わない印象だった。
しかし、中盤からBK陣が前に出るディフェンスへとうまく修正できたのをきっかけにチームが「変身」。今年新加入のNo.8マッケンジーやPR佐々木文弥らFWが連続突進を見せ、BKも左右にボールを大きく展開してゴールに迫る。前半終了間際に目黒大助が鋭い突進で相手ディフェンスを破りトライ、一気に反撃ムードを高めた。
後半早々、マッケンジーがラックからボールを持ち出してトライ、14−12とさらに追い上げる。27分には、ブレッツナンバー1のスピードスター、FB安藤がステップで次々と相手をかわしてトライ、逆転に成功。スタンドの盛り上がりも最高潮となった。ところが、直後にキック処理のミスなどから釜石SWに再逆転を許してしまう。ロスタイムにBKがセンター付近から左へワイドに展開、WTB佐藤栄幸が大きくゲインすると、フォローした安藤がパスを受けて再びトライ。息のあったプレーを見せ追いすがったが、わずかに及ばなかった。
(試合後の新出監督)
BKがディフェンスをうまく修正できた点は評価できる。アタックもFWの縦、BKのワイド展開を合わせた立体的なラグビー≠ェ形になってきた。やろうとしていることはできており、チームとしてまとまってくるのはこれから。選手たちに競争させながら、さらにレベルアップを図りたい。
(ふるさと男鹿の舞台で2トライの活躍を見せたFB安藤大樹)
勝てなかったのは残念だが、前半、相手の流れになりかけたのを食い止めることができたのがよかった。FWは前に出ていたし、ワイドな展開でボールをつなぐ理想的な形でトライをとれたことはチームとして大きかった。
前回の消極的な試合内容の反省から、春練習してきたプレーを全員が積極的に試すこと、リスクを恐れないことを、この試合の最大のテーマに設定しました。
前半、バックラインのディフェンスのブリッツが足りず、数合わせの意識が強すぎ、簡単に外側でゲインを切られ苦しい展開になりました。後半、ディフェンスで前に出て、当たれるところで当たるディフェンスに切り替え、流れを変えることができました。
結果として2点差での敗退となりました、FWのモール、BKの深いアタックライン・前に出るディフェンスなど、練習してきたことの成果が確認できました。
釜石SWとは、東北総体でも再度チャレンジの機会がありますので、必ず雪辱をしたいと思います。
監督 新出康史 |